しょんぼり…ご飯も喉を通らないひまわりちゃん(「柴桜 三朗太」さん提供、Xよりキャプチャ撮影)
しょんぼり…ご飯も喉を通らないひまわりちゃん(「柴桜 三朗太」さん提供、Xよりキャプチャ撮影)

「娘が帰ってしまって ご飯が喉を通らない程辛いひまちゃん。相当ショックらしい。」

そんな投稿がXで注目を集めた。投稿したのは、柴犬のひまわりちゃん(9歳)と暮らす飼い主の柴桜 三朗太さん(@sabuchan105)だ。

動画には、しょんぼりと伏せるひまちゃんの横で、猫のチビオカピくん(男の子)がカリカリとご飯を食べる様子が映っている。悲しみに暮れる柴犬と、マイペースな猫…その対比が「シュールすぎる」と話題になった。

■「あー帰るんだ」と察したひまちゃん

この出来事は、学生の娘さんが学校のある街へ戻る日のこと。夕方の散歩前、スエットからジーンズに着替えた娘さんを見た瞬間、ひまちゃんは何かを察したという。

「歩かなくなって、みかん籠に乗って散歩に行きました。帰りは抱っこです」

生まれたときから家族に育てられたひまちゃんは、特に娘さんに懐いている。だからこそ、別れの気配に敏感だったのだろう。

■ご飯も喉を通らないほどのショック

帰宅後、ひまちゃんはご飯に手をつけなかった。普段なら猫に飛びかかる場面でも、この日は反応せず、ただじっとしていた。

「よっぽどショックが大きかったのだろうと思いました」

リプライ欄には、

「姉ちゃん帰って寂しいやろが、まあ食えばなんとかなるわい」
「ひまちゃん…大丈夫かな」
「愛しすぎます」

といった声が寄せられた。

一方で、「猫が犬のフードを食べて大丈夫?」と心配するコメントも。

■フードは没収、その後の様子

飼い主さんによると、猫のチビオカピくんが食べていたのはひまちゃんのカリカリフード。

「この後、カリカリフードは没収しました。猫さんはソーセージだけ食べちゃいました」

注意喚起の声を受け、すぐにフードを取り上げ、その後は時間を空けて何度も様子を確認。翌朝早く、ひまちゃんはようやくご飯を食べたという。実はこの“娘ロス”は、これまでにも何度かあった。

「多分朝まで食べないだろうと思って、朝にご飯を食べてもらいました」

■ “悲しいモード”の次は“お怒りモード”

ひまちゃんには、あるパターンがあるという。悲しみに沈んだ翌日は“お怒りモード”に突入。今回もお昼過ぎまで小屋に籠城していた。それでも夕方には機嫌が戻り、散歩へ出かけ、ご飯も完食。

「とっても元気になりました」

娘さんが次に帰ってくるのは夏ごろ。それまで会えないが、きっとまた同じように喜び、そして少しすねるのだろう。 悲しみに暮れる柴犬と、横でマイペースにご飯を食べる猫。その光景は笑いを誘いながらも、家族を思う犬の健気さを伝えている。やんちゃで愛おしい日常の一コマが、多くの人の心を和ませた。 

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)