オーストラリアのおばちゃんは強いらしい(サマ子さん提供)
オーストラリアのおばちゃんは強いらしい(サマ子さん提供)

もしスーパーのレジ列に並んでいるところに割り込みされたら、あなたならどうしますか。このような迷惑な客に対して、日本では店員が注意してくれることは少ないかもしれません。しかし海外では、店員が黙っていないようです。

そんな痛快な出来事について、オーストラリア在住の漫画家・サマ子さんが描いた『おばちゃんに怒られるクソ客』が、SNSで話題となっています。

作者によると「オーストラリアでは店員さんも強い」らしいです。実際にオーストラリアでは、多くの店先に「カスタマーハラスメントは許さない」といった旨の張り紙が掲示されています。

ある日、作者はベビーカーに子どもを乗せ、スーパーへ買い物に訪れていました。レジに並びながら「もうちょっとだから、まってね」と、泣き出した子どもをあやしていたそのときです。突然、後ろに並んでいた男性が、何食わぬ顔で作者の前にスッと割り込んできたのです。

これに驚きつつも、作者が順番待ちをしていることを伝えると、男性は威圧的な態度で「優先してくんね? 俺、これ1個買いたいだけなんだわ」と言います。さらに男性は、作者のカゴに入った商品の多さや、子どもの泣き声についても次々と文句を言いはじめました。

あまりの態度にサマ子さんが呆然としていると、その男性の背後にただならぬ気配が。そこには、怒りの表情を浮かべた女性店員が立っていました。店員は男性に向かって、「アンタ…割り込むんじゃないよ!」と言いながら男性を睨みつけます。

続けて「泣いている赤ちゃんを連れた母親の前に割り込むなボケが!」「あたしの店にお前のような客は要らねぇわ!」「別の店に行きな!」と怒涛の勢いで男性に怒りをぶつけるのでした。そして通りすがりのモールの警備員にも監視される中、男性は悔しそうな表情を浮かべながら、そのまま店を後にします。

この出来事について作者は、「オージーの強火おばちゃん、推せる要素しかない」とコメントするのでした。

読者からは「ヤバい人はどの国でもいるんですね…日本との違いはそういうヤツらを撃退できる人達が多いってことかな」といった共感の声が広がっています。

そんな同作について、作者のサマ子さんに話を聞きました。

■正義感が強く、行動力がすごい人が多いのだと思います

-このエピソードを漫画として描こうと思われたきっかけがあれば教えてください。

日本ではあまり見かけないタイプの方だったため、カルチャーギャップとして面白いと感じ、このエピソードを描きました。

-日本では、このような迷惑客に対して直接対抗する人は少ないように感じますが、オーストラリアの方々はどのような人が多いと感じられますか。

正義感が強く、行動力がすごい人が多いのだと思います。

-同作を通して、オーストラリアで生活する中で改めて感じたことがあれば教えてください。

このエピソードとは直接関係はありませんが、オーストラリアでの生活を通して、困っている人がいれば自分から積極的に助けようという意識が強くなりました。

(海川 まこと/漫画収集家)