口元が笑っているように見える千歳ちゃん/カレーさん(@tenpura1059)提供※画像はトリミングしています
口元が笑っているように見える千歳ちゃん/カレーさん(@tenpura1059)提供※画像はトリミングしています

「千年生きてほしい」

そんな願いを込めて名付けられたチワワの子犬の写真が、Xで大きな反響を呼んでいます。 

「カレー」さん(@tenpura1059)が6月8日に投稿すると瞬く間に反響が広がり、726万回表示され、11万を超えるいいねが集まりました。

うるんだ瞳でこちらを見つめる子犬の姿に添えられていたのは、途方もない愛情と、ちょっぴり切ない願いの言葉でした。

名前に思いを込められたのは、2026年2月1日に生まれたチワワの女の子、千歳(ちとせ)ちゃん。

「千年生きてほしいから『千歳』と名付けました」と「カレー」さんは話します。

「二度と失いたくないという私のわがままです。その代わり私は(1日長く生きて)必ず見送るから、というある種の呪いです」

「カレー」さんは、2024年春に最愛の先代チワワ・ユリ子ちゃんを亡くし、心にぽっかりと穴が開いていたといいます。悲しみの中、「ユリ子ちゃんと全然似ていない、それでいてかわいい子を探そう(そんな子は絶対にいないけれど……)」という矛盾した気持ちを抱えながら、ブリーダーサイトを眺めていました。

そんなとき、画面越しに出会ってしまったのが千歳ちゃんでした。胸を撃ち抜かれた「カレー」さんは、いてもたってもいられずブリーダーさんに連絡。そのときの丁寧な対応も気に入り、なんとその日のうちにお迎えを決意したそうです。

千歳ちゃんを迎えるまでの深い愛のエピソードは、多くの犬好きたちの心を震わせました。 Xには、「名前の由来に涙が出た。本当に千年生きてほしい」「愛犬を亡くしたことがある人なら、この『呪い』のような強い気持ちが痛いほど分かる」「飼い主さんより先に逝ってしまう宿命だけど、千歳ちゃんには限界突破して長生きしてほしい」といった、共感と切なさが入り交じった温かい声が多数寄せられています。

■「反応しません!」名前を呼んでも知らんぷり…でも全部許してしまう

そんな特大の愛を注がれて暮らす千歳ちゃん。現在の様子を「カレー」さんに聞くと、思わずクスッと笑ってしまうほほ笑ましい日常が見えてきました。

「千歳!」と名前を呼んだときの反応を尋ねると、「反応しません!」ときっぱり。自分が千歳ちゃんだと分かっていないのか、それとも分かっていて知らんぷりをしているのか…。それでも「カレー」さんは「千歳は特別かわいいので、全部許されます」と目に入れても痛くない様子です。

性格は基本的に明るく、口角が上がっていて、いつもニコニコしているように見えますが、たまにすねた表情を見せることもあるのだとか。

さらに、予測不能な動きで人間の顔めがけてジャンプし、不意打ちでキスを奪うおちゃめな一面も。45cmの高さがあるサークル(柵)をよじ登って脱走してしまうほど運動神経がよく、おてんばな日々を送っているようです。

「抱っこして体温を分け合っているとき、千歳ちゃんの香ばしい匂いも感じられて一番幸せです」

そう愛おしそうに語る「カレー」さん。腕の中にある小さなぬくもりに包まれる瞬間は、何にも代えがたい宝物です。

「これから毎日仲良くして、死ぬまで楽しく過ごそうね」

「カレー」さんがかけた「千年生きて」という優しい願い。その愛を一身に受けながら、千歳ちゃんは今日もニコニコの笑顔で、大好きな「カレー」さんの元へと飛び跳ねています。

(まいどなニュース特約・山岡 もと子)