「学童の子のルービックキューブ、一面そろってたのを他のお友達が崩しちゃったから、長女ちゃんに戻してもらえないでしょうか?」
そんな驚きの連絡が学童(小学生を預かる学童保育、放課後児童クラブ)から届き、Xで大きな反響を呼びました。ケガやトラブルの心配から一転、平和でほほえましい“救済要請”に応じた11歳長女の活躍に、多くの称賛の声が寄せられています。
投稿したのは、父親の「はなまるシンゴ」さん(@RX78shingo)。当時の状況について詳しく聞きました。
■「ケガか、トラブルか」ハラハラした電話の意外すぎる中身
ある日の午前中、「はなまるシンゴ」さんのスマートフォンに、次女(7歳)が通う学童から着信が入りました。
「何かお友達とトラブルがあったのでは?」「次女がケガでもしたのでは…」
そんな心配が頭をよぎり、少し緊張しながら電話に出たという「はなまるシンゴ」さん。しかし、先生から切り出されたのは、ケガでもトラブルでもなく、崩れたルービックキューブを直してほしいという頼みごとでした。
ルービックキューブは、6つの面をすべて同じ色にそろえるパズル。学童の子が1面をそろえて持ってきていたものを、持ち主ではない子が崩してしまったのだといいます。先生たちも業務の合間に元へ戻そうと奮闘しましたが、どうしても直せなかったそうです。
困り果てた先生たちの頭に浮かんだのが、かつてこの学童に通い、ルービックキューブをすばやくそろえる特技を披露していた11歳の長女でした。先生が次女に相談すると、次女は「お姉ちゃんなら楽勝だよ!」と太鼓判。こうして、かつての“小さな達人”の自宅へ、助けを求める電話がかかってきたのです。
■「うん、いいよ~!」かつての思い出の場所へ、いざ出動!
電話の内容を聞いた長女は、少しも嫌がる様子を見せず「うん、午前中は時間あるからいいよ~!」とあっさり快諾。次女と学童へ向かいました。かつてお世話になった先生たちと久しぶりに話すこともでき、楽しかったそうです。
長女がルービックキューブに熱中し始めたのは、小学2年生のころ。「はなまるシンゴ」さんが遊んでいる様子を見て「自分もやってみたい!」と興味を持ったことがきっかけでした。誕生日に、回転のスムーズなモデルをプレゼントしてもらうと、そこから練習を重ね、最速タイムは「1分を切る」ほどになりました。ルービックキューブは、さらにタイムを縮めていくのが楽しいおもちゃでもありますが、長女は目標だった1分切りを達成したところで満足したそうです。
そんな長女の腕前が、いよいよ学童で発揮されることになりました。
■「みんながすごーいって」出発から20分ほどで帰宅
「行ってきます!」と家を出てから、わずか15~20分ほど。帰宅した長女に「ずいぶん早かったね!?」と声をかけると、次のように話してくれたといいます。
「ちょっと小さくて回しにくいやつだったけど、すぐできたよ~できた時はみんなが『すごーい!』って言ってくれたからうれしかった!そろえ方も教えたよ!」
先生が頼んだのは1面だけ。しかし長女がそろえたのは6面すべてでした。その場にいた子どもたちからは「すごーい!」と歓声が上がり、そろえ方を教わる子も。長女は学童でちょっとしたヒーローのような存在になったのでした。
投稿には「長女ちゃんすごすぎない!?」「 先生も解けないルービックキューブを直せるとか、もはや神業じゃん!」「長女ちゃんヒーローだ!」といった声が届いています。「次女ちゃんも頼もしい」「先生たちも大助かりだったろうな」と、その場にいた人たちを思いやるコメントも並びました。
「はなまるシンゴ」さんは、「日常生活の何気ない一コマをなんとなくつぶやいただけなので、こんなに反響があるとは思わなくてビックリでした」と語ります。Xの翻訳機能で海外の方々にもたくさん見てもらえたとのこと。「救世主だね!」といった情熱的なコメントも届き、日本と海外のリアクションの違いを感じたといいます。
小さいころに身につけた特技が、時を経て、妹が通う学童のピンチを救うことに。「一芸あるといつなんどき役立つか分からんもんだなと思ったできごとだった」と振り返りました。
(まいどなニュース特約・山岡 もと子)























