たじまんまで販売する食材の料理などが味わえる店内=豊岡市八社宮
たじまんまで販売する食材の料理などが味わえる店内=豊岡市八社宮

 JAたじまは、兵庫県豊岡市八社宮の農産物直売所「たじまんま」の隣に、地元産食材のレストラン「たべまんま」を3日、オープンした。JAたじまの直営レストラン出店は初めて。但馬地域産の米や肉、野菜を使った定食、丼、麺類など約20種類を提供し、地産地消促進と直売所との相互利用拡大を目指す。(吉田みなみ)

 たべまんまは食材を直売所で購入するだけでなく、味わえる場所を作ることで新たな顧客の獲得や周辺の活性化につなげようと計画された。

 「但馬の魅力と地産地消の素晴らしさを実感する拠点」をコンセプトに、直売所のイベント会場として使われた建物を改装、鉄骨造りの平屋に飲食スペース約120平方メートル、60席を整備した。駐車場は130台から200台に拡大し、調理スタッフとして新たにパート9人を雇い入れた。

 メニューは、地元の農家が直売所に卸す新鮮な食材を使う。ご飯は全て、無農薬のブランド米「コウノトリ育むお米」で、地元産の鶏肉と卵のチキン南蛮、だし巻き卵をメインに据えた「たべまんま定食」(千円)、但馬牛の「但馬牛重」(2380円)などが味わえる。デザートには、但馬産牛乳のソフトクリーム(500円)も用意した。

 関係者と報道陣向けの内覧会では、店名を公募して155件集まった中から選ばれた豊岡市出石町寺坂の自営業、井坂浩さん(47)に感謝状が贈られた。井坂さんは「遠方から友達が来たときに、地元のおいしいご飯を食べさせられる店ができてうれしい」と喜んだ。

 今後は、季節ごとの野菜や果物のメニューも構想しているという。

 JAたじまの山下正明代表理事組合長(65)は、レストラン開設が念願だったとして「地域の新鮮な食材をリーズナブルで安全に楽しめる場所にしたい」と力を込めた。

 営業は午前10時~午後3時。火曜と1月1日~4日が定休。たべまんまTEL0796・34・6622