いつものように夫婦で会話をしていると、その様子が他の人からは喧嘩しているようにみえることがあるでしょう。しかしよく聞いていると、話の内容が相手を思いやるものだったりします。Instagramに投稿された作品『夫と私』では、作者のぷに子さんがそんな言葉の裏にある優しさに思わず笑ってしまう出来事を描き、注目されています。
ある日、夫が突然「出かけるっつってんだろ」と強い口調で言い出しました。「どこいくの?誰と会うの?」と尋ねても、「るせぇ、タケんとこだよ」とぶっきらぼうに答えるばかりです。
続けて「家事なんかやったら…俺がやる全て置いておけ」と告げます。さらに「昼メシなんか作るなよ?たまには楽して宅配でも頼めや!」と、まるで恐喝をしているような口調で言い放ちました。
これらの言葉は、言い方はケンカ腰であるものの、どれも作者を気遣う言葉ばかり。そんな夫の様子に、笑いを堪えながら「あなた!待って」と声をかけます。しかし夫は振り向くことなく、そのまま出て行ってしまいました。
ところがその直後ドアが開き、夫が玄関に散らかっていた靴を揃えると、今度こそ何事もなかったように「すぐ帰ってくるね~」と出ていったのでした。
なぜこのようなやりとりになったかというと、じつは夫婦で「悪いことを言っているように見せかけて、実際にはめちゃくちゃ優しいことを言う」という遊びだったそうです。
読者からは「なにこのツンデレの最高峰!!嫌いじゃない…いや、好き」「めちゃくちゃいい…!面白いし幸せになっちゃいますね」などのコメントがあがっています。そんな同作について、作者のぷに子さんに話を聞きました。
■「強く言っているようで、実は優しい」夫婦の遊び
ー「悪いことを言っているように見せて、実は優しいことを言う」という遊びは、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?
夫とお付き合いをしていた頃から2人ともふざけた遊びをしていました。たとえば、付き合って5年経つのにデートの待ち合わせの際「初めまして」と言い合ったり、初めて会う設定にしてそのまま手を繋いで歩いていて周りから不思議がられたりなど…。結婚したら逆に普通の会話ができなくて困る(本当に支障をきたしている)ほど、ふざけあっているのがデフォルトです。
なのでこの話も、なんとなく出てきたという感じです。きっかけというきっかけではなくすみません(笑)
ータイミング的にどのようなスイッチが入ると始まるのでしょうか?
やはり出かけるとき、自分や夫が家事をやる時などが多いです。家事をやろうとしたら「おい、俺の仕事取るなやぁ。黙って座ってろ」という感じです。なぜかチンピラ感丸出しのキャラ設定。最近は2人とも動かないと育児家事が追いつかないので、こういう遊びも減ってきました。これを機に再開できたらいいなぁ。
ー実際の旦那さんは普段どんな方なのでしょうか?
本気で喧嘩をしたら怖いです(というか腹が立って仕方ない笑)が、いつもは子どもにも本当に優しいです。普段はそんなに喋らないのに、細かいところにはうるさいのが玉に瑕ですが…おおっと、言い過ぎました。
(海川 まこと/漫画収集家)























