温かみを残しつつ古民家を改修したハタと西谷聡汰さん=いずれも神戸市須磨区多井畑山神=神戸市須磨区多井畑山神
温かみを残しつつ古民家を改修したハタと西谷聡汰さん=いずれも神戸市須磨区多井畑山神=神戸市須磨区多井畑山神

 緑豊かな神戸市須磨区多井畑山神にある築70年ほどの空き家が昨年10月、誰でも気軽に集えるコミュニティースペース「ハタ」に生まれ変わった。阪神・淡路大震災の影響で家の基礎がゆがみ、庭も荒れていたが、親族から引き継いだ男性が構想を温め、住民や仲間と一緒に1年半をかけて改修。住民らが流しそうめんやヨガ、そば打ちなどのイベントを開くなど、地域や人のつながりを紡ぐ場所となっている。(原ひより)

■土壁を塗り、庭にビオトープ整備

 多井畑地区の猿田彦神社そばの坂を下りた先にある瓦屋根の一軒家。周りには、栗やザクロの木、畑、竹や木材を加工できるスペースなど、遊び場もある。昔の面影は残しながら、室内は、たくさんの窓から日の光が差し込んでいる。

 今月12日、1周年を記念したイベントが開かれていた。遊びに来た子どもたちが、裏の畑で育った綿花で糸を紡ぐ方法を教わった。会場には、ハタ開設の発起人で、イベントを主催した西谷聡汰さん(27)が子どもたちの楽しそうな様子を見守っていた。