日本人と外国人が同じ職場にいたら……残業を希望してくれたのはどっち? 現場に入って「違い」に驚き【漫画】
日本人と外国人が同じ職場にいたら……残業を希望してくれたのはどっち? 現場に入って「違い」に驚き【漫画】

日本国内でも、外国人と一緒に働く機会は増えています。カモちもさんの漫画『外国人と働く現場➀~➃』では、そんな外国人と実際に働いた読者からの投稿をもとに描かれ、SNSで話題になっています。

主人公は、ある支店に配属された男性社員。その支店では、アルバイトを含めた従業員の約2割が外国人でした。

職場にはアルバイト用のシフト表が貼られており、男性は外国人の欠席や遅刻が目立つことに気づきます。そこで、日本人の先輩社員に「ネットでは外国人は真面目だと結構見かけた」と、意外そうに話しました。

すると先輩は、「現場で実際に自分の目で色々確かめた方がいい」と返します。

そして、大量の大きな荷物を運ぶ必要がある現場で、男性は「現場はハードだな」と大汗をかきながら作業を続けます。そこで数日働くうちに、日本人と外国人の働き方に違いがあることに気づきます。

日本人は歩きながら台車を押すなど、丁寧に作業しています。また、時給に見合った仕事の範囲をきっちり守るような雰囲気があり、残業もしません。子どもの行事で休みを取りたいときも、きちんと希望を伝えます。

一方、外国人は素早く動き、走るように台車を押しています。仕事にも意欲的で、残業や休日出勤も自ら志願するほどでした。1人が出勤を希望すると、ほかの外国人も続々と「私もしたいデス」と名乗りを上げます。日本人とは対照的な働き方でした。

その様子を静かに見つめていると、ベテラン社員の男性から「日本人と外国人の働き方にかなり差が出てるよね」と声をかけられます。

さらにベテラン社員は、「日本人は権利を守る働き方になっていってるよね。昔と違って」と話します。もちろん、働く側が自分の権利を主張することは正しいとする一方で、仕事を管理する側としては、考えるところもあるようです。

会社が請け負っている仕事量は、かつての日本人の働き方を前提として設定されている場合もあるといいます。しかし、働き方や仕事に対する意識が変化するなかで、以前と同じように仕事を進めることが難しくなっていると語ります。

さらに、人を雇おうとしても、いわゆるブルーカラーの仕事は、時給が良くても人が集まりにくいのが現状です。

そのため「たくさん働きたいという外国人がいてくれる事は、この現場では大きいんだよ」と、ベテラン社員は現場の実情を明かすのでした。

読者からは「外国人労働者は仕送りしてる人が多いから、働いたほうが手取りが増えるから働きたいんだろーな」や「大した額じゃないなら休みをとる」といった声があがっています。そんな同作について作者のカモちもさんに話を聞きました。

■感じ方や経験はそれぞれ違うのだなと思いました

-同作は読者体験談を元に描かれているそうですが、同作を描こうと思われたきっかけなどがありましたら教えてください。

実際に外国人の方と一緒に働いた方から、職場での体験を聞いたことがきっかけです。

私自身も興味深い内容だと感じ、漫画に描こうと思いました。

-同作には実際に外国人と働いた経験がある方からも多くのコメントが寄せられています。こうした反響を受けて、感じられたことがありましたら教えてください。

職場の環境や一緒に働く人によって、感じ方や経験はそれぞれ違うのだなと思いました。

「自分の職場ではこうだった」といった経験を教えていただけるのは、描いている側としても興味深いです。

(海川 まこと/漫画収集家)