波の音や船のエンジン音で声が届きにくい海なら、手話が便利なのでは-。魚釣り好きの男性2人がそう着想し、釣りと手話を掛け合わせたイベントを来月、明石市内の釣り堀で開く。きっかけは、聴覚障害者の友人が単独での利用を控えるよう渡船業者から渡されたメモだった。2人は「障害の有無に関係なく、釣り好きが釣りを楽しめるような社会をつくるための実験的な取り組みになれば」と語る。(谷川直生)