司書らの「推し」が並ぶ本棚で、大人向けの絵本を手にする嶋田楓さん=あかし市民図書館
司書らの「推し」が並ぶ本棚で、大人向けの絵本を手にする嶋田楓さん=あかし市民図書館

 あかし市民図書館(明石市大明石町1)の本棚の一角で、司書の「推し」の本を並べる取り組みが好評だ。毎回、司書たちがそれぞれの興味関心や知識を生かしてテーマを設定し、2カ月に1度入れ替える。個性豊かなラインアップで、利用者が新たな世界と出合う機会を提供している。(森 信弘)

 同図書館の蔵書は、約47万冊(2024年3月時点)。よく借りられる本がある一方で、本棚に埋もれてなかなか手に取られない本もある。そうした中で、本を紹介する司書の仕事を伝え、図書館に親しみを持ってもらおうと4月から始めた。