杜氏となって初の入賞を果たし「千代の縁」を手にする上野山善彦さん=千年一酒造
杜氏となって初の入賞を果たし「千代の縁」を手にする上野山善彦さん=千年一酒造

■61歳で営業職から転身 工夫重ね結果、喜びかみしめ

 千年一酒造(淡路市久留麻)の大吟醸「千代の縁(えにし)」が、新酒の出来栄えを評価する「全国新酒鑑評会」で入賞を果たした。最優秀の金賞を含む入賞は9年ぶりで、上野山善彦さん(66)が杜氏(とうじ)となってからは初となる。61歳で営業職から転身した上野山さんは「素人同然から始めたが、ようやく杜氏の仲間入りができた」と喜びをかみしめる。(内田世紀)

 千代の縁は同社の最高級酒。県内産酒米・山田錦を38%まで精米し、低温でゆっくりと発酵させた。すっきりとした味わいと果実のような甘い香りが特徴だ。

 同鑑評会は、独立行政法人酒類総合研究所などが1911(明治44)年から続ける。今年は4~5月に広島県東広島市であり、全国の蔵から828点が出品された。