たつの市新宮町段之上の民家で19日に母娘2人の遺体が見つかった事件で、殺人容疑で指名手配された大山賢二容疑者(42)=住居・職業不詳=が、16日深夜に高砂市内で警察官に声をかけられた際、所持金が500円程度だったことが、捜査関係者への取材で分かった。容疑者は、現場の隣にある実家近くに送り届けられた後、所在不明となった。兵庫県警たつの署捜査本部が行方を追っている。
県警によると、大山容疑者は16日午後10時半ごろ、高砂市内の路上で寝ているところを通報された。駆け付けた警察官の職務質問に不可解な言動を繰り返したため署に任意同行を求められ、事情を聴かれる中で「人を殺した」と話した。
日時や場所、相手については説明せず、話が曖昧でかみ合わなかった。署は所持品を調べたが刃物などは持っておらず、信ぴょう性が低いと判断、事件の覚知に至らなかった。署員が17日未明にかけて、警察車両で本人の実家付近まで送り届けた。
17日午前4時過ぎには、現場から約400メートル離れた住宅敷地内で、容疑者と特徴の一致する男が座り込んでいるのが目撃された。
捜査関係者によると、警察官が職務質問した際に容疑者は現金を五百数十円しか持っておらず、身分証明書は所持していなかった。
捜査本部によると、母娘宅には現金入りの財布や通帳、スマートフォンが残されていた。県警は亡くなった女性(74)と次女(52)が金品以外の目的で襲われた可能性もあるとみて調べる。
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25日午後9時ごろ、現場約50メートル北の空き家で、所有者の親族から「物音がする」という相談があったのを受け、捜査員約10人が屋内を検索。大勢の報道陣が詰めかける中、各部屋を探したが、無人と確認された。























