ロシアの攻撃を受けた民家と住民=25日、ウクライナ・クラマトルスク(ロイター=共同)
 ロシアの攻撃を受けた民家と住民=25日、ウクライナ・クラマトルスク(ロイター=共同)

 【キーウ、モスクワ共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナのシビハ外相は26日、東部ドニプロにある世界食糧計画(WFP)の倉庫をロシア軍が弾道ミサイルで攻撃し、13万人分の人道支援物資を破壊したと明らかにした。「国際人道法の原則を無視している」と非難し、ロシアの攻撃を停止させるよう国連のグテレス事務総長に要請した。

 WFPによると、倉庫に25日、弾道ミサイル「イスカンデル」が着弾した。前線近くの住民を支援するため140万ドル(約2億2千万円)相当の物資が保管されていた。WFPの職員にけがはなかった。この倉庫は昨年11月にも無人機の攻撃を受けていた。

 WFPウクライナ事務所のリチャード・レーガン代表はこの1年半の間にWFPの施設や車両などの被害が84件以上あったと指摘し、今回の攻撃も「国際人道法違反だ」と批判した。

 ロシア軍は今月中旬にも南部ヘルソン州で活動する国連人道問題調整室(OCHA)の車両を攻撃した。

 ロシア外務省は25日、ウクライナの「意思決定の中枢」を今後攻撃すると発表した。