交流サイト(SNS)を使って大麻やコカインを密売したとして、近畿厚生局麻薬取締部神戸分室は19日までに大麻取締法違反などの疑いで、いずれも兵庫県内に住む高校生ら男女6人を逮捕、送検した。「自分が大麻を吸う資金を得るために密売した」などと容疑を認めているという。
神戸市中央区の無職の男1人=逮捕当時19歳▽同区や加古川市の高校生の少年ら3人=同17~18歳▽同市と神戸市中央区の専門学校生の男女各1人=いずれも同20歳-の6人。逮捕、送検容疑は大麻やコカインを営利目的で所持し、ツイッターやインスタグラムなどに広告を出して不特定多数に密売するなどした疑い。
同部によると、違法薬物を表す絵文字や、直接手渡しすることを意味する「手押し」などの隠語を使った広告をSNSに投稿し注文を受けていた。昨年春には始めていたとみられ、無職の男は数百万円を売り上げていたという。男らは「(SNSでの売買は)自分でも(簡単に)できると思った」などと話している。
同部は男らの自宅から乾燥大麻59・82グラム、液体の大麻リキッド5本(4・15グラム)、コカイン3・60グラムを押収した。