「12式地対艦誘導弾能力向上型」の地上からの発射試験=2024年10月、東京都の伊豆諸島・新島(防衛装備庁提供)
 「12式地対艦誘導弾能力向上型」の地上からの発射試験=2024年10月、東京都の伊豆諸島・新島(防衛装備庁提供)

 敵領域の基地などを攻撃する「反撃能力」(敵基地攻撃能力)の行使を可能にする長射程ミサイルの初配備に向け、陸上自衛隊が8日深夜にも、発射機などを熊本県の健軍駐屯地に搬入する予定であることが7日、関係者への取材で分かった。その後、機器のメンテナンス作業や隊員への教育を進め、月内に配備を完了する方針だ。

 健軍駐屯地に配備されるのは、射程約千キロの「12式地対艦誘導弾能力向上型」。関係者によると、7日に陸自の開発実験部隊がある静岡県の富士駐屯地から搬出作業を始めた。熊本まで船舶と陸路を使い、移動する。

 政府は、2022年の安全保障関連3文書で、反撃能力の保有を明記した。