兵庫県警の独身寮で乾燥大麻を所持したとして、県警薬物銃器対策課は２２日、大麻取締法違反容疑で、明石署地域３課巡査の男（２１）を現行犯逮捕した。調べに「自分で使うために持っていたものに間違いない」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は、２２日午前７時前、独身寮「ウイング須磨寺」（神戸市須磨区）の自室で、乾燥大麻を若干量所持していた疑い。県警は同日午前、明石署や男の自宅など数カ所を捜索した。
県警によると、今年に入って外部から「警察官が大麻を使用している」との情報提供があったという。県警は今後、入手先などを詳しく調べる。
男は２０２１年１０月に任官し、明石署が初任地だった。大久保交番で３交代勤務に就いており、態度などに問題はなかったという。
県警の植村琢也監察官室長は「警察官が逮捕されたことは誠に遺憾。捜査などで判明した事実を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。
