バスの車内で、運転手の腕をつかみバスの運行を妨げたとして、兵庫県警姫路署は6日、威力業務妨害の疑いで、同県姫路市の無職の男(50)を逮捕した。
逮捕容疑は8月5日午後9時20分ごろ、同市本町の大手前通りで、神姫バスの男性運転手(37)から車内での携帯電話の通話をやめるよう指摘されたことに腹を立て、運転手の腕をつかみバスの運行を妨げた疑い。
調べに「腕をつかんだのは間違いないが、妨害するつもりはなかった」と容疑を一部否認している。
同署によると、男は携帯電話で通話しながら、バス停から乗車。運転手が「車内での通話はご遠慮ください」という旨の放送を流すと、男は「今のアナウンスはどういうことや」などと言い、信号待ちで停車中、運転手の腕をつかんだという。バスは出発できず、約15分間路上に停車した。運転手や乗客にけがはなかった。