尼崎南署庁舎=尼崎市昭和通2
尼崎南署庁舎=尼崎市昭和通2

 兵庫県尼崎市神田中通2の市道で自転車の男性(62)が車にはねられ死亡したひき逃げ事件で、県警尼崎南署は24日、自動車運転処罰法違反(過失致死)とひき逃げの疑いで、車を運転していた京都府舞鶴市の会社員の男(44)を再逮捕した。男は直後に起きた物損事故の当て逃げ容疑で逮捕されていた。

 付近では他にも、特徴の似た車に別の車4台やミニバイク1台が追突される事故が計5件あり、ミニバイクの女性が軽傷を負った。署は男が連続して事故を起こしたとみて調べている。

 再逮捕の容疑は23日午前11時10分ごろ、軽乗用車で自転車の男性をはね、救護や通報をせず走り去った疑い。「覚えていません」と容疑を否認している。

 署によると、男は信号待ちの車列を避けて対向車線を逆走していたとみられ、前方から来た男性の自転車と衝突したという。男の車のドライブレコーダーには事故の状況が写っており、署が詳しい経緯の解明を進める。

 男性がはねられたのは阪神電鉄尼崎駅の約150メートル北西。