神戸市北区のゴルフ場で19日、新生児とみられる男児の遺体が見つかった事件で、兵庫県警捜査1課と有馬署は20日、死体遺棄の疑いで、大阪市平野区の無職の女(28)を逮捕した。
女は調べに容疑を認め「私がトイレ内で産んだ子どもです」との趣旨の説明をしているという。司法解剖の結果、死因は不詳だったが、県警は男児が生後間もなく亡くなったとみて経緯を調べる。
逮捕容疑は18日午後4時20分ごろ、神戸市北区八多町深谷の「ダンロップゴルフコース」にあるクラブハウスの1階女子トイレで、男児の遺体をビニール袋に入れて遺棄した疑い。
捜査1課によると、男児は体重約2500グラムで、目立った外傷はなかった。遺体はトイレの個室内で見つかったという。
19日午後3時過ぎにゴルフ場の支配人から「袋に入った不審物を見つけた」と有馬署に通報があり、駆け付けた署員が遺体を発見。防犯カメラの映像などから女が関与した疑いが強まり、県警は20日午前0時ごろ、自宅にいた女に任意同行を求めた。