コンクリートが剝がれ落ちた須磨パティオの立体駐車場ベランダ天井=神戸市須磨区中落合2(こうべ未来都市機構提供)
コンクリートが剝がれ落ちた須磨パティオの立体駐車場ベランダ天井=神戸市須磨区中落合2(こうべ未来都市機構提供)

 19日正午ごろ、神戸市須磨区中落合2の商業施設・須磨パティオの「C立体駐車場」で、4階ベランダ天井のコンクリートが剝がれ落ちているのを巡回中のメンテナンス業者が発見した。コンクリートは床や外側の歩道植え込みに飛散していたが、通行人や車への被害はなかった。

 運営するこうべ未来都市機構によると、落下したコンクリートは長さ2・1メートル、幅25センチ、厚み3センチ分。最も大きな破片は重さ8・1キロだった。前日の巡回では落下は確認されなかった。

 同機構は剝がれ落ちた部分をブルーシートで覆う処置を施した。同様の形状のベランダ天井を点検したが、異常は見つからなかったという。同駐車場は鉄骨5階建てで1986年に完成。来年度に駐車スペースの天井の補修工事を計画しており、その際に今回落下した部分の補修も行う。