現場から撤去される、トラックから落下した鉄製のラック(右端)=11日午前10時15分、神戸市中央区港島9
現場から撤去される、トラックから落下した鉄製のラック(右端)=11日午前10時15分、神戸市中央区港島9

 11日午前6時45分ごろ、神戸市中央区港島9の市道で、走行中の大型トラックから鉄製のラックが落下し、歩道を歩いていた60歳ぐらいの男性が下敷きになった。男性は意識不明の重体。

 神戸水上署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで、トラックを運転していた会社員の男(61)=神戸市灘区=を現行犯逮捕した。

 同署によるとラックは重さ1トン程度とみられ、コンテナの上に載せて走行していた。ラックは通常、コンテナに荷物を積み入れる際に使い、積み入れた後はトラックから降ろすという。

 会社敷地から道路に出た際に落下したといい、男は調べに「ラックが置いてあることに気付かずに出発した」と話しているという。下敷きになった男性の身元とともに、当時の詳しい状況を調べている。

 現場は、ポートアイランドを走るポートライナーの計算科学センター(神戸どうぶつ王国・「富岳」前)駅の南東約1キロで、コンテナヤードなどがあるエリアの一角。