兵庫県姫路市のステージから若手音楽家の発掘と育成を目指す「日本国際音楽コンペティション」の予選が1日、始まった。昨年初めて開催され、今年はミュージカルを加え、管楽器、弦楽器、打楽器、声楽、ピアノの計6部門で競い合う。(中部 剛)
関西で活躍する音楽家らでつくる実行委員会が主催。昨年の第1回の国際音楽コンペは北海道から鹿児島県まで全国各地から150人がエントリーした。
第2回は小学1年生から35歳までを年齢ごとに七つのカテゴリーに分けたほか、新たに年齢制限なしの「シニア・アマチュア」のカテゴリーを設けた。各部門によって年齢のカテゴリーが変わる。
6月30日までの予選はユーチューブやDVDでの動画審査があり、結果発表は7月15日。8月の本選は姫路市のアクリエひめじと、横浜市の横浜みなとみらいホールで行われる。
さらに12月26、27日にグランプリファイナルがアクリエひめじで開催され、入賞者は来年1月21日、2千人収容のアクリエひめじ大ホールで演奏することができる。
実行委員長のマリンバ奏者間瀬(ませ)尚美さんは「コロナ禍で出演機会が減り、将来を不安視する若者も多い。コロナのショックはまだ続いている。未来ある人たちの可能性を後押しし、夢を実現するための目標となる場にしたい」と話している。
予選参加費は5千~1万円。応募の詳細は日本国際音楽コンペティション実行委員会(TEL078・351・5577)のホームページで掲載している。