宝塚歌劇団(宝塚市)宙(そら)組に所属する俳優女性(25)が9月に急死し、歌劇団における長時間労働や上級生からのパワハラを含めた時代にそぐわない慣習が明るみに出た。問題の収束が見通せないまま、宝塚歌劇は間もなく110周年の年明けを迎える。再生への道筋はあるのか。長年、歌劇を見続け、本紙で歌劇評を執筆する作家で、2023年度から阪急文化財団理事を務める玉岡かおるさんと、コラムを担当する落語家の桂あやめさんに、率直な思いと展望を聞いた。(小尾絵生)
■作家 玉岡かおるさん「しわ寄せ」ない構造へ改革を