「伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦」(神戸新聞社主催)7番勝負第5局も2日目。会場となっている老舗旅館「中の坊瑞苑」で28日、両対局者の昼食が用意された。過去の王位戦でレジェンド、羽生善治九段がこの地で食し、勝率の高さが注目された伝説の「神戸牛肉うどん」をチョイスしたのは…。
「神戸牛肉うどん」は、かつお節やさば節などから取っただし汁に、神戸牛肩ロース肉のうまみが広がる逸品で、同旅館の名物。この日、昼食に選んだのは、渡辺明九段だ。26日のインタビュー時に記者が肉うどんの話を持ち出すと、「そういうのがあるんですか。ちょっとメニューを見てみます」と和やかに対応。勝負飯として、興味を持っていただいたのか?
藤井王位は「鱧と夏野菜の天婦羅うどん」をチョイス。淡路島のハモと国内で取れたペコロス、ナス、シシトウと味わい豊か。アンデスの岩塩が添えられ、「素材そのもののうまさを味わってもらいたい」と旅館の厨房担当者。小野市で生産された小麦「ふくほのか」を使った冷やしうどんとともに、あっさりめのご飯となった。(津田和納)
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