「伊藤園お～いお茶杯第６５期王位戦」（神戸新聞社主催）７番勝負の第５局は２８日、２日目が始まり、午前のおやつが用意された。１日目午後のおやつは両対局者ともに洋菓子をチョイスしたが、今回は好みが分かれた。
藤井聡太王位は白玉冷やしぜんざいを注文。たっぷりの大納言小豆と柔らかな食感の白玉を冷やし、夏らしいさわやかな風味が味わえるという。北海道から取り寄せた小豆は糖分とビタミンＢが豊富。腹持ちが良い餅で昼食までの英気を養った。飲み物は温かいほうじ茶だった。
洋菓子派の渡辺明九段は、神戸市の洋菓子店「レーブドゥシェフ」から取り寄せた「苺ショートケーキ」を要望。皿の上のデコレーションやフルーツは不要と伝え、シンプルにケーキだけが皿に盛られた。イチゴとブルーベリーの飾りに、ふわふわのスポンジでイチゴ、みかん、桃がサンドされている。試食した副立会人の船江恒平七段（３７）は「クリームも軽く、スポンジもおいしい。対戦にはぴったり」と笑みを浮かべた。飲み物は、アイスコーヒーに氷１～２個にした。（津田和納）
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