藤井聡太王位の昼食「神戸牛と淡路産玉葱の丼ぶり膳」とお~いお茶宇治抹茶(左奥)=27日午後、神戸市北区有馬町、中の坊瑞苑(撮影・笠原次郎)
藤井聡太王位の昼食「神戸牛と淡路産玉葱の丼ぶり膳」とお~いお茶宇治抹茶(左奥)=27日午後、神戸市北区有馬町、中の坊瑞苑(撮影・笠原次郎)

 「お~いお茶杯第65期王位戦」(神戸新聞主催)7番勝負の第5局1日目。対局場となった神戸市北区、有馬温泉の旅館「中の坊瑞苑」で27日、藤井聡太王位と渡辺明九段がスタミナたっぷりの昼食をとった。

 藤井王位は「神戸牛と淡路産玉葱の丼ぶり膳」を注文。ロース肉の下には甘みたっぷりの淡路島産のタマネギが敷き詰められており、代々継ぎ足されてきたしょうゆベースのだしの良いにおいが漂う。赤だしと小鉢、フルーツのデザートも添えられ、「お~いお茶」シリーズの宇治抹茶で喉を潤した。

 渡辺九段は「国産うな重膳~有馬山椒と共に~」をご飯少なめで要望。鹿児島県産のうなぎに、但馬産のこしひかりで栄養はたっぷりだ。有馬山椒は実のまま提供され、かむとぴりりと程よい刺激が口の中に広がる。辛味が苦手の渡辺九段は普段、わさび抜きなどを注文することが多いといい、待合室の記者らからは「渡辺さんが山椒を食べるのは意外」という声が聞かれた。小鉢とデザートは頼まなかった。(津田和納)

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