亡き船越隆文さんの名前が刻まれた追悼の碑の前で、手を合わせる母明美さん(左)と森信雄七段=17日午前11時34分、宝塚市小林、ゆずり葉緑地
亡き船越隆文さんの名前が刻まれた追悼の碑の前で、手を合わせる母明美さん(左)と森信雄七段=17日午前11時34分、宝塚市小林、ゆずり葉緑地

 将棋のプロ棋士を夢見た17歳の青年が、宝塚市で激震に遭って命を落とした。母親が「みんなと一緒に、ずっとこの地で、将棋を指してくれたらいいなあ」と願い続けて30年。師匠の森信雄七段(72)=同市=は毎年1月17日を「一門の日」とし、弟子を集めて追悼してきた。年老いて「もう今年で最後になるかも」と臨んだ今年、母親と5年ぶりに会って思い直した。「また元気で集まりましょう。忘れてはいけない」と-。(小林伸哉)