宝塚歌劇団を来年3月で退団する月組トップ娘役天紫珠李(あまし・じゅり)さんが宝塚市栄町1の宝塚大劇場で会見を開き、心境を語った。
東京都世田谷区出身で、2015年に101期生として入団。月組に配属された当初は男役だったが17年に娘役へ転向。19年に新人公演初ヒロインを務め、24年に鳳月杏(ほうづき・あん)さんが月組トップスターに就任するのと同時にトップ娘役に就いた。
退団についてはトップ娘役就任時から「鳳月さんと最後までいい舞台をつくりたいという思いで、一緒に卒業することを目標にしていた」と明かす。
鳳月さんとは「1人で立ってもすてきで、2人合わさった時にはまた新たな魅力が生まれるコンビを目指した」という。「鳳月さんから稽古場や舞台でいただくアドバイスや何気ない一言が心に響いた。毎日がターニングポイントだった」
印象深い演目として25年の全国ツアー公演「花の業平」を挙げ「宝塚でしかできない美しいお芝居で、全国のみなさんに魅力をお届けできた」と振り返る。
「女役の振り付けをいただいた時に、直感的にこれが自分のやりたかったことだと気がついた」のが男役から娘役に転向したきっかけだったという。当時の月組のトップ娘役、愛希(まなき)れいかさんも転向しており、「愛希さんの存在にも勇気づけられた」と感謝する。
来年の退団公演に向け「終わりに向かうということではなく、進化を続け、私にしかできない娘役を追求していきたい」と締めくくった。
今後の出演予定は「RYOFU」「水晶宮殿(クリスタルパレス)」(東京宝塚劇場で6月6日~7月19日)▽「NINE」(東急シアターオーブで9月10~27日)▽「天穹のアルテミス」「Belle Époque(ベル・エポック)」(宝塚大劇場で12月12日~27年1月24日、東京宝塚劇場で2月13日~3月28日)(小尾絵生)























