北方領土に関する要請書を木原官房長官(中央右)に手渡す北海道の鈴木直道知事(同左)=19日午後、首相官邸
 北方領土に関する要請書を木原官房長官(中央右)に手渡す北海道の鈴木直道知事(同左)=19日午後、首相官邸

 北海道の鈴木直道知事は19日、首相官邸を訪れ、木原稔官房長官と面会した。北方領土の元島民の高齢化を踏まえ、北方墓参の再開を改めて要望した。木原氏は「人道上の問題だ。元島民の切なる気持ちに何とか応えたい」と述べた。

 要望書では、北方領土返還に向けた外交交渉の継続や、領土問題の啓発活動の強化も求めた。木原氏は、領土問題を解決し、平和条約を締結するとの政府方針に触れ「決して諦めず、粘り強くロシア側に働きかける」と強調した。

 面会には、元島民らでつくる「千島歯舞諸島居住者連盟」の松本侑三理事長らも同席した。松本氏は面会後、記者団に「北方墓参は運動の原点だ。早期に再開してほしい」と語った。