第2局の見どころなどを語る副立会人の山崎隆之九段=15日午前、神戸市北区有馬町、中の坊瑞苑(撮影・風斗雅博)
第2局の見どころなどを語る副立会人の山崎隆之九段=15日午前、神戸市北区有馬町、中の坊瑞苑(撮影・風斗雅博)

 将棋の「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦」(神戸新聞社主催)7番勝負の第2局で副立会人を務めるのは、山崎隆之九段(45)だ。第2局、1日目午前の戦況を振り返り、本局の見どころを語ってもらった。

 今期王位戦は、7連覇を目指す藤井聡太王位(23)=竜王、名人、棋聖、棋王、王将=に、王位戦7番勝負に初登場の伊藤匠二冠(23)=叡王、王座=が挑んでいる。同い年で八大タイトルを分け合う両者が、タイトル戦の番勝負で戦うのは、今回で5度目となる。

 山崎九段は2024年、第95期棋聖戦5番勝負に挑戦者として出場し、藤井王位と戦った経験がある。藤井王位について「やはり終盤力が強い」と評し、「(対局者は)もう戦う前にずっと悩み続けなきゃいけない棋士っていう感じですね。戦ってる最中も悩み続けなきゃいけない」と語った。

 伊藤二冠については「全部読み切られてて、自分が最善で指してもこれは負けてたな、ノーチャンスだったな」という対局もあったといい、「終盤力での圧倒的な強さを感じる」とした。

 王位戦第2局は、先手番の伊藤が相掛かりの戦型を選択。1日目の午前から、激しい主導権争いが続いており、山崎九段は「開幕直後からずっと激しい流れ」「すごさと怖さと、両方感じながら見てました」と語った。

 本シリーズについては「同い年のライバル対決ということで、絶対楽しめる」と目を輝かせる。

 第2局に関しては「1日目午後から、一手一手慎重に息の詰まるような展開になると思います。緊張感がかなり高い状態が続く」と予想。ファンに向けては「1日目は緊迫している空気感を堪能して、2日目、また激しいお2人の表情の変化を楽しんでいただけたら」と語った。

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 山崎九段は広島市出身。兵庫県宝塚市の森信雄七段門下で、1998年にプロ入り。2000年と04年に新人王戦優勝。04年度と17年度にNHK杯優勝。09年、第57期王座戦挑戦者。25年2月に九段に昇段した。

 インタビューを収録した動画では、自身が藤井王位や伊藤二冠と対局した際の印象、同門の糸谷哲郎九段(37)、弟子の磯谷祐維女流二段(23)についても語っている。(小林伸哉)

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