バイオテクノロジーで多様な物質の開発・生産を手がけるバッカス・バイオイノベーション(神戸市中央区)は1日、丹治幹雄社長(69)が取締役となり、創業者で神戸大副学長の近藤昭彦取締役(64)が社長に就く人事を発表した。技術研究の最先端にいる近藤氏の陣頭指揮で、開発を加速させる。3月29日付。
同社は神大発スタートアップ(新興企業)で、神大教授の近藤氏による合成生物学の研究成果を移転し、2020年に創業した。デジタルとバイオ技術を融合して微生物を開発し、医薬品やバイオプラスチックなどにつながる多様な物質を生産する。従業員約60人。