鈴鹿サーキットで展示された水素エンジンバイク。後部の両側に水素ボンベが設置されている=三重県鈴鹿市稲生町
鈴鹿サーキットで展示された水素エンジンバイク。後部の両側に水素ボンベが設置されている=三重県鈴鹿市稲生町

 川崎重工業(神戸市中央区)子会社のカワサキモータース(明石市)が、水素を燃料とする「水素エンジン」を搭載したバイクの走行を公開した。水素エンジンバイクが走行する姿を披露するのは世界初。走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しない「未来のバイク」だが、技術開発のプロセスでこだわっているのは、安全性を高めつつ、エンジンバイクの鼓動を愛するライダーに支持してもらえるような乗り心地の継承だ。カワサキは「楽しみとエコを両立させたい」と意気込む。(石川 翠)

■これまでと変わらない「普通さ」