10日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=156円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比46銭円安ドル高の1ドル=156円65~67銭。ユーロは67銭円安ユーロ高の1ユーロ=182円47~51銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)が来年以降、利下げ実施に慎重になるのではないかとの見方が広がり、ドル買い円売りが優勢となった。

 市場関係者は、次期FRB議長の有力候補とされる国家経済会議のハセット委員長について「発言の重要性が日に日に増している」と指摘した。