高騰している輸入飼料の代替品にしようと、加古川市内の養鶏業者と営農会社が取り組んでいる国産の飼料用トウモロコシ栽培が2年目を迎えた。昨年は取り組み初年度でノウハウもなく苦戦したが、今年は栽培方法や機材を見直して順調に生育した。関係者は「昨年は収穫量も少なく課題の方が多かったが、うまく今年につなげられた」と手応えを感じている。(三宅晃貴)
■水はけ改善、専用種まき機導入
飼料用トウモロコシは、円安やロシアのウクライナ侵攻などにより高騰。貿易統計によると、2023年度の輸入額は1トン当たり約4万3千円と、前年比で約15%減ったものの過去20年で2番目に高く、依然として高止まりが続いている。