能勢電鉄(川西市)は20日、普通運賃を来年1月19日に20~30円引き上げると発表した。同日、近畿運輸局長に運賃の上限変更を申請した。値上げは消費税増税に伴う改定を除き、1995年以来30年ぶり。
2キロ以下の初乗り運賃を160円から180円に変更。190~330円の区間は220~360円に引き上げる。通勤定期は割引率を37・5%から34%に縮小する。通学定期は現行の金額を据え置く。
同社の輸送人員は、沿線の少子高齢化や新型コロナウイルス禍が影響し、ピークだった1995年度の3269万人と比べ、23年度は54%の1769万人にまで減少。ワンマン運転や駅の無人化を進めたが、23年度の鉄道事業の収支は7991万円の赤字だった。
今後も電気料金や資材価格の高騰、金利の上昇などで、経営環境は厳しさを増す見通し。老朽化した設備や車両の更新、バリアフリー化に必要な財源を確保するため値上げを決めた。(大島光貴)






















