ロック・フィールドの総菜店で販売員として働くみなと銀行から出向中の木下慧さん（同社提供）
ロック・フィールドの総菜店で販売員として働くみなと銀行から出向中の木下慧さん（同社提供）

　みなと銀行（神戸市中央区）が６年前から実施している若手の地元企業への出向制度で女性行員が初めて選出され、現在、異業種の総菜大手のロック・フィールド（同市東灘区）で勤務している。出向経験は、リーダー育成の貴重な機会にもなるが、これまで総合職で入った行員が対象だったため男性に偏っていた。今回は一般、総合職の区切りがなくなった年に入行した行員で、同行の人事担当者は「女性支店長などは増えているが、さらにリーダー層の女性の割合を増やすきっかけにしたい」とする。