フードバンク関西の中島理事長(右から2人目)に食品を寄贈した損保ジャパンの水越神戸支店長(右端)ら=東灘区深江本町1
フードバンク関西の中島理事長(右から2人目)に食品を寄贈した損保ジャパンの水越神戸支店長(右端)ら=東灘区深江本町1

 生活の苦しい子育て世帯を支援しようと、損害保険ジャパン神戸支店(神戸市中央区)と同社の保険代理店でつくる「JSA中核会」神戸支部は、食品はお米やレトルト食品、缶詰などの食品計約195キロを認定NPO法人「フードバンク関西」(同市東灘区)へ贈った。

 同中核会神戸支部は10の代理店が会員となり、社会貢献に取り組む。食品の寄贈は昨年に続く2回目で、家庭で余っている食料を寄付する「フードドライブ活動」の一環という。

 フードバンク関西は「子育て世帯応援食品パック」と名付けて申請世帯に提供する活動をしており、今回の寄贈分が活用される。

 12月2日にあった寄贈式では、同バンクの中島真紀理事長(66)が「同じ国や地域で、食べたいものを我慢している子どもがいる。少しでも笑顔になってほしい」と話した。損保ジャパンの水越真一郎神戸支店長(56)とJSA中核会の長谷川陽一支部長(47)は「フードバンクへの支援を継続し、取り組みを広く伝えていきたい」と語った。