神戸港の新港第2突堤で整備が進んでいた「ジーライオンアリーナ神戸」(神戸市中央区)が4日、開業した。約1万人収容可能で、バスケットボール男子Bリーグの試合や音楽ライブなどが催される。同日夜、こけら落としイベントが開かれ、抽選で招待された6千人が新たなランドマークの誕生を祝った。
NTT都市開発(東京)などが神戸市と50年間の定期借地契約を結んで整備した民設民営の施設で、延べ床面積約3万2200平方メートル。客席は5層構造で、屋内アリーナで関西最大級の大型ビジョンを備える。
イベントには、俳優の藤原紀香さんや元サッカー日本代表の永島昭浩さんら、神戸にゆかりのある著名人が登場。藤原さんは「阪神・淡路大震災から30年がたったこの街に、こんな場所ができたことは素晴らしい。神戸空港も国際化する。世界中の人に来てもらいたい」と語った。
5日には、アリーナや周辺緑地でつくる集客エリア「TOTTEI(トッテイ)」の開業式典や、Bリーグ2部(B2)の神戸ストークスの公式戦が開かれる。土日を中心に音楽ライブなどの利用予約が入っており、10月下旬には、米歌手マライア・キャリーさんの7年ぶりの来日公演が予定されている。
(西井由比子)