任期満了に伴う猪名川町議選(定数16)が12日、告示される。同町では、2021年7月に初当選した町議出身の岡本信司町長が「道の駅いながわ」(万善)の移転・拡充計画を凍結。だが、議会ではその後も移転の賛成派と反対派に分かれて論争が続き、議長・副議長の不信任決議案が提出されるなど混乱も起きた。「足の引っ張り合い」との嘆きも漏れる中、町民目線の建設的な議論をどう進めるか。候補者らの姿勢が問われる。(貝原加奈)
■宙に浮く土地、かさむ経費
「道の駅いながわ」は町中部、県道12号川西篠山線と県道68号川西三田線の交差点にあり、00年に町が整備し、第三セクターが運営する。新鮮な農産物や十割そばが人気で、22年度の来客者数は約60万人、総売上高は約4億9千万円とコロナ禍前に戻り、堅調に推移している。
























