阪神タイガースの近本光司外野手(左)にインタビューし、色紙やボールにサインをもらった板垣諒士郎君(中央)と母理絵子さん=西宮市甲子園町(撮影・吉田敦史)
阪神タイガースの近本光司外野手(左)にインタビューし、色紙やボールにサインをもらった板垣諒士郎君(中央)と母理絵子さん=西宮市甲子園町(撮影・吉田敦史)

 本紙電子版「神戸新聞NEXT」のキャンペーンに当選した神戸市西区の主婦、板垣理絵子さん(43)と次男の諒士郎君(11)が17日、18年ぶりにリーグ優勝を決めた阪神タイガースの近本光司選手(淡路市出身)に甲子園球場でインタビューした。緊張気味の諒士郎君は、事前に準備したメモに目をやりながら野球が上達するこつやクライマックスシリーズ(CS)に向けた思いなどを尋ねた。

 電子版の刷新を記念し本紙が企画。多数の応募の中、「小寺少年団野球部」Bチーム(小学4、5年)で主将を務める諒士郎君親子が抽選で選ばれた。

 諒士郎君が優勝時の思いを尋ねると、近本選手は「(九回表で)フライが上がった瞬間ほっとした」と振り返り、「CSはプレッシャーを感じるはず。日本シリーズに行けたなら試合を楽しみたい」と語った。バッティング練習についての質問には身ぶりを交えながら「試合では投手の動きを意識しているが、練習では逆にボールの軌道などをすごく見ている」と快打の秘訣(ひけつ)を伝えた。

 インタビューを終えた諒士郎君は「一番の憧れの選手でオーラに圧倒された。いつかは同じ舞台に立ち、一緒にプレーしたい」と満面の笑みで語った。(池田大介)