「登校拒否・不登校を考える夏の全国大会2024」が24、25日に山形市内であった。兵庫ではサテライト会場の西宮市総合福祉センター(染殿町)で25日、不登校を経験した若者や保護者らによるシンポジウムを開催。悩みや不安、言われてうれしかった言葉など「あるある」な事柄を話し合い、認識や交流を深めた。(広畑千春)
■周囲の理解、立ち直りの力に
全国大会は「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」が主催。西宮会場には近畿各地から当事者や保護者、教員、行政関係者ら約40人が参加した。
シンポジウムでは、中学1年で不登校になった男子大学生(19)が「ある日、登校中に突然足が進まなくなった。先生への不信感や友達関係もあったが決定的なものはなく、自分で自分が分からない。親が『行かなくていいよ』と言ってくれて救われた」と語った。