母校の関学大で対談する岸田奈美さん(左)と松永K三蔵さん=西宮市上ケ原一番町
母校の関学大で対談する岸田奈美さん(左)と松永K三蔵さん=西宮市上ケ原一番町

 小説「バリ山行」で芥川賞に輝いた松永K三蔵さん(45)と、作家の岸田奈美さん(33)の対談イベントが、西宮市上ケ原一番町の関西学院大学西宮上ケ原キャンパスで開かれた。2人が関学大の卒業生であることから実現。約250人の前で大学時代の思い出や作家として大切にしていることを語りつつ、次回作の構想についても明かした。(地道優樹)

 松永さんは会社に勤めながら小説を執筆し、昨年に第171回芥川賞を受賞した。岸田さんはダウン症の弟や車いす生活の母親との日常をつづったエッセー「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が昨年NHKでドラマ化された。