兵庫県尼崎市を舞台にしたご当地映画「あまっこ」が13日にクランクインし、ボートレース尼崎(同市水明町)での撮影が報道関係者に公開された。全国各地の魅力を発信する映画シリーズ「ふるさと映画」の一環。兵庫県出身のアイドルグループメンバーやお笑い芸人らが16日まで撮影に臨む。
シリーズは、映画を通じた地域貢献をコンセプトに2020年から製作が始まった。映画プロデューサーで監督の大橋孝史さんがメガホンを取り、これまで約30作品を手がけてきた。県内での製作は初めてという。
撮影地の観光スポットや物産などの魅力を盛り込み、オリジナルストーリーを展開。「あまっこ」は、幼なじみ3人の友情や喪失、生きる意味を描くヒューマンドラマになっている。
美容師を目指す「美咲」をNMB48の芳賀礼さん、地元役場で働く「葵」をNMB48の龍本弥生さん、保育士の卵の「さくら」をタレントの紀平萌絵さんが演じる。美咲の父「銀次」をお笑いコンビ銀シャリの橋本直さんが務める。
芳賀さんは「いざこざがあった後に見えてくる絆をちゃんと演じられたら」と意気込みを語った。伊丹市出身の橋本さんは、尼崎の印象について「僕が学生の時よりもさらに良いまちになっているという感覚がある」と話した。
作品は12月26~28日に東京で開かれる「ふるさと映画祭」で上映される。(金 旻革)
























