姫路拠点の女子プロバレーボールチーム「ヴィクトリーナ姫路」が、東京や愛媛の高校生3人と選手契約を結び、会見を開いた。今月の全日本高校選手権(春高バレー)で優勝した共栄学園高(東京)エースの秋本美空選手(18)ら、3人はいずれも世代トップの実力者。「姫路から世界へ」を目標に掲げるチームは大きな可能性を秘めた新戦力を加え、さらなる躍進を期す。(田中宏樹)
(記事後半に3選手の会見要旨を掲載)
秋本選手は2012年ロンドン五輪銅メダリストの元バレーボール選手、大友(旧姓)愛さんを母に持つ。23年に16歳で日本代表の登録メンバーに選出。今月の春高バレーでは決勝で35得点を挙げるなどチームをけん引し、最優秀選手賞に輝いた。
その決勝で敗れた下北沢成徳高(東京)からは、24年全日本高校選抜メンバーの河俣心海選手(18)が加わる。同メンバーの一員だった今治精華高(愛媛)の矢田和香選手(18)とも契約を交わした。
姫路市内で24日にあった会見には、3人やチーム関係者らが出席。関口博之ゼネラルマネジャーは「3人とも身長は185センチ前後あるが、世界では決して大型ではない。姫路で基礎を学びつつ、若い時期から高さのある海外で経験を積んでほしい」と期待した。