男子準決勝・駿台学園-市尼崎 決勝進出を逃して肩を落とす市尼崎の吉田(3)と宇原(4)ら=東京体育館
男子準決勝・駿台学園-市尼崎 決勝進出を逃して肩を落とす市尼崎の吉田(3)と宇原(4)ら=東京体育館

 バレーボールの第77回全日本高校選手権(通称・春高バレー)は11日、東京体育館で男子の準決勝が行われ、市尼崎(兵庫)は前回王者の駿台学園(東京)に0-3のストレートで敗れ、15大会ぶりの決勝進出を逃した。

 市尼崎は第1セット、相手の多彩な攻撃に手を焼き、14-25。第2セットも立て直せず、18-25で落とした。第3セットはミドルブロッカー吉田の速攻と、アウトサイドヒッターのハントラクルのアタックで接戦に持ち込んだが、23-25と及ばなかった。

 【全日本バレーボール高校選手権】当初は夏の全国高校総体(インターハイ)に組み込まれていたが、2010年度にインターハイから分離され、毎年1月の開催に移行。同時に、10年春を最後に廃止された全国高校選抜優勝大会の通称「春高バレー」を受け継いだ。高校選手権の出場回数や優勝回数は選抜大会を引き継がず、1963年から2009年までのインターハイの記録を踏襲している。