路線バスやタクシーが走らない交通空白地で、地域の「生活の足」を確保しようと、住民たちが自らハンドルを握っている。県内では、自家用車(白ナンバー)で客を運ぶ有償サービスを22団体(昨年9月時点)が提供。このうち中・西播磨では3団体が手がける。山あいや離島の集落は急速な人口減少に直面しつつも、地域コミュニティーの結びつきを生かして運行に力を尽くす。(長尾亮太)
■「江川ふれあい号」佐用町江川地区
ワゴン車が家々の玄関先に立ち寄り、住人を乗せていく。「近ごろどないしょってん?」「寒いでえ、こたつの守(もり)をしとる」。乗り合わせた顔なじみがおしゃべりに花を咲かせながら、車は病院や食品スーパーへ向かった。























