「木村賞」に選ばれた朝井健史副園長(左)と、前年に受賞した松本修二さん=姫路市手柄、手柄山温室植物園
「木村賞」に選ばれた朝井健史副園長(左)と、前年に受賞した松本修二さん=姫路市手柄、手柄山温室植物園

 国内の植物園界に「木村賞」という賞がある。全国の植物園運営団体などが加盟する「日本植物園協会」(東京)が、植物の育成や研究に力を尽くした人物を顕彰する年間最高賞だ。そんな名誉ある賞に、姫路市立手柄山温室植物園(同市手柄)の職員が2年連続で選ばれた。昨年に研究員の松本修二さん(71)が受賞したのに続き、今年は副園長の朝井健史(たけし)さん(53)が選出。今回、評価されたサギソウ栽培について、地道に努力した研究活動を取材した。(辰巳直之)