姫路市内の森林で採取されたテングタケ(姫路市提供)
姫路市内の森林で採取されたテングタケ(姫路市提供)

 兵庫県の姫路市保健所は14日、市内の70代女性が毒キノコ「テングタケ」を食べ、食中毒になったと発表した。女性は嘔吐や下痢、めまい、手足のしびれなどの症状が出て医療機関に入院したが、快方に向かっているという。

 市保健所によると、女性は13日、市内の森林でキノコを採取。同午後4時ごろに自宅でみそ汁にして食べたところ、約3時間後に嘔吐などの症状が出た。医師の診断や自宅に残っていたテングタケを調べ、食中毒と断定した。市内でキノコなどによる植物性自然毒の食中毒が発生するのは、9年ぶりという。