小野工業高校の生徒(左端)から指導を受けながら、牛乳パックの工作教室に臨む子どもら=小野市浄谷町
小野工業高校の生徒(左端)から指導を受けながら、牛乳パックの工作教室に臨む子どもら=小野市浄谷町

 神戸新聞で連載中の創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」のイラスト入り牛乳パックなどを使った「工作教室&工場見学会」が9日、小野市浄谷町の共進牧場で開かれた。親子連れら約40人が、主人公マルのイラストやメッセージが添えられたキャップ帽やびっくり箱などを制作した。

 共進牧場は今年4月から「デブ猫ちゃん」のイラストが入った学校給食牛乳を、県内18市町に1日17万食分提供している。デブ猫ちゃんとの初のコラボイベントとして、神戸新聞社と共催した。

 参加者はまず、同牧場内の工場で牛乳の製造工程を見学。その後、麦わら帽子や紙飛行機など4種類の中から、牛乳パックで作りたいものを選び、小野工業高校の生徒らにハサミを入れる位置などを教わりながら丁寧に作品を仕上げていった。

 マルとの記念撮影もあり、加東市の社小2年の女児(7)は「マルは、しましまの尻尾がかわいくて好き。おじいちゃんの家でいつも新聞も読んでいるよ」と話した。(前川茂之)