アパレル大手のワールド(神戸市中央区)は7日、神戸・ポートアイランドにある本社を2028年をめどに、神戸市内の別の場所に移転すると発表した。具体的な移転先は未定。本社の土地と建物を今年2月末に売却し、引き渡し後も2年間賃借で使う。現本社ビルは築40年を超え、老朽化しており、経営資源を有効活用するため。売却先は東証プライム上場企業だが、社名と売却額は非公表。
ワールドは1959(昭和34)年の創業以来、神戸に本社を構える。現在の本社ビルは84年に建てた地上27階、地下1階で、延べ床面積約3万4800平方メートル、敷地面積は約8200平方メートル。財務や人事などの部門とブランド事業部門の約500人が勤務する。2007年に開設した東京・北青山のオフィスにも各部門を置き、国内2拠点で事業を展開している。
本社ビルは、周囲の建物より一回り高い、白いビル。81年の神戸ポートアイランド博覧会後、跡地に整備された「神戸ファッションタウン」のランドマークとして親しまれてきた。だが老朽化に伴う改修が必要な箇所が出てきたほか、財務体質の改善、より良い職場環境を整えるため、移転を決めた。
同社は「創業の地である神戸への貢献は今後も変わらず、新たなオフィス環境で地域社会との連携を深め、ワールドグループの価値創造の拠点として、持続的な成長を目指す」としている。(谷口夏乃)























